早く起きた朝は

森尾由美似の男が綴る雑感

Wasted Days , Makes Sense

 

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2月3月あたりから、自粛という名の制限により働くことも遊ぶこともままならない状況が人によってある程度続いたりした。

 

音楽を鳴らすこともそれを眺めて感じて楽しむことも、演じることも絵を描くことも映像で物語を体験することも、その他の娯楽とされる多くのことが仕事として保証されず、さまざまな弊害が継続して出ていて問題は解決しないまま。飲食ももちろん。補償というものが圧倒的に足りない。補償がないならそれ相応の対策をしながらいろいろ通常通りに物事を進められないと全部倒れていくだろう。

 

お金も先の予定もやる気もなく、時間だけが有り余る謎のシーズン。

 

 

「そうだ。ステッカーつくろう。」

 

 

 

なんとなくなにか作るというのを最近やっていなかったので、さえない自分を元気づけるために作りました。あいかわらず携帯を駆使してデザイン。元ネタは安易なふたつ。

 


デザインそのものにはそこまで意味はないけど、今回の自分なりのテーマはざっくり言うと周りのペースに置いてけぼりにされないように。

 

 


自粛期間は終わったようで終わっていない感じで、みんなこのムードにも飽き飽きしただろうし、嫌気がさしていると思う。生活には国政もだいぶ影響しているよね。今までよりも誰しもが目に見える形で。補償とかいろいろと。全然バランスが取れていない。

 

 

 

この数ヶ月の間に色々と時間があるからと新しいことを始めたり、自分を磨いたりと新しい生活が始まった人も多くいると思う。そんな中でいろんなことに嫌気がさして心が弱ってしまったり、周りとのモードの違いになんだかな、とさえない気分になったりした人もいるはず。

 


多くのドネーションやいろいろな情報発信は3.11の時もそうだけど、今回も多数あって、本当に応援しているしできる限りすべて良い方向に少しでも進めばいいと思っている。

 


でも、ただおとなしく暮らしているように見える人やなにも発信しない人たちもきっと自分なりに考えて自分なりにいつもの暮らしを守ったり戦ったりしている。自分なりに。

 


優れた人や蓄えのある人だけが前に出て進んでいくのが表には目立つけど、そうでない人たちが置いてけぼりにされないように。そんな社会がいいな。

 


ただ暮らしたり、ただ好きなことをすることがどれだけ素晴らしいか。そしてどれだけ大変か。

 

 

 

無駄なように思える日々。なにもしなかった今日。あの頃のがむしゃらでただただ怠惰だった青春の記憶もそんなに悪くなかったのと同じで、それもきっとただ無意味な時間ではないんじゃないかな。

 


そんな時間も意味を成すことだってあるんだよ。人によっては。タイミングによっては。

 


でたらめな時間も大切に思えるように暮らしたい。

 


GEZANロスカルドラム30時間でのライブ、キーマカリーズとのインタビュー、かつてのカリスマのコラム、その他のことで色々と考えて頭の中に浮かんだ感覚です。

 


"DO THE ACTION"やそれに近い言葉、なにかに立ち向かう時や自分を奮い立たせる時に大事な言葉です。勇気が出るし、負けないぞって思える。

 


でも、なんとなく今の自分が発するには、というかそもそもがポジティブ人間ではないし、素直なことばがいいなと思って、一見相反するようなテーマにしました。それだけを肯定しているわけじゃありません。

 


"なにもうみださない,でもそんなことだけでもないだろう"

 


って。

 

 

 

 


起きて食べて笑い考え働き風呂に入り酒を呑み疲れて寝る。

 

好きな人たちのことを思い微笑み、相容れないことを発信している人たちのことをなんでだろうと疑問を考えてみる。多様性みたいなものも受け入れられるように意識を持ち、でもそれは絶対ダメだなと思うことにはノーと言えるように。

 

暮らす。

 

 

 

ーーー追記ーーー

 

こんな感じのことを下書きに保存していたけど、すっかり出し忘れてました。なので書いていることも少し前のできごとと雑感という感じですね。ただでさえTwitterもブログもインスタ も下書きばかり無限に増えていくのに。

 

ステッカー作ったのも6月の終わりくらいだったかな。できあがったのは都知事選の前くらいだ。

 

世の中のムードもまた目まぐるしく変わり、東京は300人超えの感染者数を数えるほどになったが、街は最大限の注意をしながらもはや止まらない。また前とは異なる感じだ。

 

何回か友人たちと顔を合わせて元気な姿を確認できたりもしたけど、すっかり忘れていたわ。自分でもたまにどういうつもりかよくわからなくなる、ブランドでもバンドでも個人でもない謎のKYO-TEKIステッカー。

 

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落ち込んだ日も頭が冴えない日も、寄り添ってなぞってくれるレコードに針を落とす

気がつけば2ヶ月半ぶりくらいにTwitterとインスタを更新した。「元気してる?」なんて連絡をありがたいことにこの間にたくさんもらった。気を遣い察しすぎる性格もあってそんなに多くの連絡はこっちからはしなかったけど、友人たちとはなんだかんだちょこちょこと連絡はとってました。心配してもらってすんません&ありがとう。友達もそれぞれみんなさまざまに大変そうだけど、ひとまずなんとか元気そうで嬉しい。

 

 

正直SNSに思うように気持ちが向かなかったり、見たら見たで地獄のような気持ちにもなる時もあるし、暮らしを守るために行動し続けている人々たちの様子に強い気持ちになることもあった。

 

でもやっぱりネットを徘徊してしまう性格だし、気になることはたくさんあるので、周りのみんなの様子は更新がある限り必要以上にあいかわらず見ています。見ていますよ。

 

少しずつ段階的に世の中は自粛が明けて、春は感じる暇もなくあっという間に過ぎ去り、いつの間にか梅雨入りして気怠い夏になった。少し前の当たり前の暮らしは同じようには戻ってこないかも。でも気が滅入ってばかりいても仕方ないので、できることと楽しいことを模索していこうと思う、そこはこれまでと変わらずに。暮らしをしていかないとな。解決はしてないのでマイペースにがんばります。

 

こちらもありがたいことに、いくつか連絡をもらっていて、返信が遅くなったり滞ったり、まめに愛想よくできてなくて申し訳ない気持ち。いただいた話は全部いろいろときちんと前に進めたいと思ってます。やる気は十分。準備していることもいろいろとある。

 

いろいろと思うことはまた別で更新するとして、お知らせをいくつか。タイムリーに告知できなかったもの、すみません。ネットの世界にもそろそろ帰ってきたいと思います。

 

 

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■新しいEPを出したキーマカリーズのインタビューを公開しました。

 

https://note.com/4x5chin/n/ncfa910ca10fc

 

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だいせいくんと見届け人にやっほーことはまいくん。あえてコンパクトにはせず、空気を感じてもらいたかったのでざっくばらんな仕上がりで。余裕で長いけど、難しい言葉はないし会話を生かした構成のままなので最後まで読んでくれると幸いです。だいせいくんや他のメンバーがどう思ってくれるかはわからないけど、このインタビューもひとつのバンドの記録として今の彼らの気持ちを匂いとともにしっかりと閉じ込めたアーカイブのようなものになれば嬉しいです。稚拙なところは多々ありますが時間のある時に是非読んでみてほしいです。音源も忘れずにチェックを。感想もなんなりとお待ちしてます。

 

https://youtu.be/iHfUetulalY

 

https://youtu.be/si6whUYjIhg

 

二重露出のMV好きです。

 

時にはすっかり日常になったウォーキングやランニングの合間に、突然現れた急な開けた坂道や近所なのに今まで気付いてもなかった広大な景色をゆっくりと眺めながら。

またある時は周囲の景色からどこか浮いているように見える階段状に建築された無機質で大きなマンションのベランダの明かりを、いつのまにか少なくなってしまった道端の喫煙所からぼんやりと眺めながら。いい曲だなーとキーマカリーズの曲をかみしめている最近です。

 

関係はないけど、たまたま空気公団の暮らしという曲も好きになって最近よく聴いている。

 

https://youtu.be/JRaZwvVXxL4

 

■毎度お世話になっているブログ「恋の夕凪」にて、「めぞんハラダ」という記事に参加しました。

 

めぞんハラダ 4月号

https://ameblo.jp/piouhgd/entry-12592199307.html

 

レギュラーメンバーのいろいろな知識の深さにやはり驚きつつも愉快にやりとりさせてもらいました。

 

現在は5月号も更新されています。そっちは夏田夏男さんや群馬のスター下山くんなどが参加しています。是非チェックを。次号もおそらくあるはず。

 

Hi,how are you?は武蔵野公会堂で行われたワンマンライブがDVDになるそうです。このTシャツめちゃいいよなぁ。

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■eitherのNew音源収録の"エンドレスサマーエンズ"のMVに参加しました。

 

https://youtu.be/oBxOZd12xgQ

 

自粛期間前に撮影にお呼ばれし、若者に混じってばつぐんに最年長もバカみたいに真夏の格好してますが、気がつけばすっかりその格好が違和感のない季節になってました。別用で最後までその場にいれず飛び出しでのスケジュールになってしまったけど、彼らの夏へのエネルギーと感情がわかりやすく前面に出たMVになってると思うので参加できて嬉しい。彼らの過去のCDのライナーノーツも書かせてもらっています。早くeitherがどちゃくそにライブしてどこか空回ったのちのなんか心打つ感じをまた味わいたい。負けたくないって気持ちにいつもさせてくれるね、彼らがいつも強くそう思ってるから。

 

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ちなみにこの時着ていたのは愛すべき友人のひとりロッキーくんが最近ドネーションとしても動いていた珉亭×TOAST BROのTシャツ。一刻も早くLIVE HAUSで乾杯ができる日を待ち望んでいる。

 

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※昨年、愛すべきサティスファクションとマッハエスカルゴと。解散しちまったなぁ。マッハエスカルゴ 。離れているけど、また遊びたいし、バンドがなにかわからんが、目を輝かせてなにかをやっている姿にまた触れられたらいいな。

 

 

■NINJA BOYZの新作Tシャツに写真を提供しました。

 

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https://ninjaboyz.theshop.jp/

 

彼らがシェルターでライブした時の写真。気に入ってくれてTシャツに。嬉しい。たくさん彼らの写真を撮りためているので、またなにか形になればいいな。最近は外に出る機会も限られているし人に会ってないので写真撮れていないな。カメラとお茶割り片手に出かけたい。

 

まだ現物を引き取ってないのでそろそろ会おうぜ、やまぐちくん。連絡するし待ってる。

 

■年末に行われたSUPER GIG!!!の映像が公開されました。

 

https://youtu.be/2alFi27QoTk

 

あのバンド数を一部を除き、漏れなく撮影したのはNINJA BOYZの諒士くん。ということで恒例の本人が出演しているNINJA BOYZの映像のみ私が撮影しています。諒士くん、ちゃんと言及してくれてやさしさを感じます。ちなみにティッシュは自分は人より使うの多いかもしれない、ごめん。鼻炎だし。

 

ソーシャルディスタンスなんて微塵もない密な空間で矢継ぎ早に繰り広げられるうるさい音楽が観れるのでよかったら是非。

 

 

 

 

 

更新をしてないと、朝まで眠れないほど考えることも、どうしたって疑問に思うことも山積みで、何十万字も書きたいことはあるけどいったんこの辺で。

 

こんなところに書いたところで本当に読んでみてほしい人に届くためには微塵も意味はないかもしれないけど、ユウさんはじめみんなの主張や実情を。まだの方がいたら目を通してみてほしい。

https://note.com/yusuganami/n/ncca904edd424

 

少しずつ、日常を。また近いうちに。

 

 

 

↓↓↓

 

関心事の10分の1くらいを羅列

 

 

 

タダバカ

 

https://youtu.be/6uL-m7b-hrA

 

弘中美活部

 

https://youtu.be/eEQl46B3aAE

 

中村名人

 

https://youtu.be/N0MvvK09KUw

 

太田上田

 

https://youtu.be/ki1XScXo5KI

 

コロチキ

 

https://youtu.be/YT566JxSJD8

 

ボウラー仁義

 

https://youtu.be/7_1iJGZNmPc

 

本坊

 

https://youtu.be/Pb0yXTnL19Q

 

ダイアンが4人

 

https://youtu.be/tBnQzrQ0ahg

 

勝俣

 

https://youtu.be/tQiGAKhIbjE

 

 

岡野さん

 

https://togetter.com/li/1531481

 

佐野くん

 

http://beerandrecords.bandcamp.com/music

 

街の人

 

https://youtu.be/o4miO5f4Iz8

 

Truth Cult 

 

https://www.youtube.com/watch?v=GjJSti7cjUw

 

はらだくん

 

https://youtu.be/5nwIHx8SYsI

 

けーしくんとみっつ

 

https://soundcloud.com/mittsu/can-of-beer

 

Glean

 

https://newmoralityzine.bandcamp.com/album/demo-2020

 

13th 

 

https://youtu.be/krfcq5pF8u8

 

生きのばし

 

https://youtu.be/uqrXIHxKtR0

 

 

あーキリがない。

 

 

文章やらなんやらも近いうちにまたいくつか掲載されたり公開されたりするものがおそらくあるかもしれません。

ではでは。

 

あ、みんな気軽に声かけてください。梅雨だけど思いついたらお誘いください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

‪悪そうなHIP友達悪そうな悪そうな大体HOP悪そうな東京生まれ‬

‪たりない頭で考えてる‬
‪短い命を考えてる‬

‪人はみんな消えていく‬
‪跡形もなくいなくなる‬

‪答えなんてないから‬
‪悩むのやめて 今はただ笑ってたいんだ‬

 

 

 

今日と明日は珍しくけっこう早めから予定がぎっしり入っていて、1か月以上前からどうしようかと頭を悩ませていたような日だった。声をかけてもらって嬉しいことや、元々行きたい気持ちももちろんあるのに叶わないこともあった。

 

 

そんな予定もここ1か月程でコロナやらなんやらで、状況は変わり、予定も立ち消えたり、形を変えたり、急遽舞い込んだり、新しい予定が増えたりで二転三転。

 

そんな予定と予定の間に長い時間電車に揺られている時に、とある残念な知らせが友人から入った。少し前から状況は知らせてもらっていたけど、こんな急にその事実が目の前に襲ってくるとはやっぱり想像できていなかったなぁ。

 

目的地に着くまであと1時間以上ある。時間もこんな時に限ってたっぷり持て余しているし、なんだかそう言われても実感が湧かないし、一緒にあの日あの場所で横で見ながらレコーディングしていた曲を思い返して聴いたら、「Don't Stop Partyっしょ」って元気に歌ってる。今こうしてライブハウスも目の敵のようにピンチにさらされているような状況にもなんだかぴったりすぎて。まんまと感情がぐちゃぐちゃになった。

 

ライブハウスに着いたら、少しだけそんな話もして、それから友達のバンドのライブを観た。ほんとうにたまたまだと思うけど、たくさんやっている新曲のひとつに冒頭で書いたようなフレーズが歌詞のところどころにある。「やんぐ」という曲。曲でテーマにして歌っていること自体は別なことなはずなんだけど。

 

なんとなく個人的な今の感情と、1年半以上ずっと欠かさずライブを観ているそのバンドの曲の歌詞を勝手に照らし合わせてしまって、あぁなんだよもうって気持ちで自然とぐしゃぐしゃな顔で最後2曲を観てしまった。こないだも他の新曲を聴いて単純に、なんていい曲なんだろうってグッときてしまって涙でいっぱいになってしまったばかりなんだけど。やっぱりいい曲だなー。いい曲が多い。染みちゃうよ。見過ぎなのかな。ははは。

 

また別の機会に自分のことは誰のためでもなく自分のためだけにどこかに書いておこうと思うけど、世の中のムードも、自分の生活も、いろいろと全然上り調子ではなくて。どうしたもんかなーって心が弱っている感じ。でもそんななかで前向きに周りがそれぞれ各々の事情にめちゃめちゃ苦しい場面でがんばってる姿が目につく。なんとかするしかないんだなー。明日どうなるか、1年後どうなるかわからない世界だ。みんなが言ってることがこういう時は実感としてすごいレベルで襲ってくる。精いっぱいやんなきゃな、できること。そんな気持ち。

 

幸い周りの友達には相変わらず恵まれていて、刺激を受けるようなかっこいいことをしている人たちに活力をもらうことも多々あるのはほんとうにいいことだ。そのなかで自分の普段の生活をストップさせて、暮らしを守るのは自分の性格上なかなか大変かも知れないけど、まぁそんな時もあるよね、と気楽にいけたらいちばんいい。

 

気の知れた友人の「元気出してよ」はなによりスッと自分の中に入ってくるし、好きな人たちの顔を見れるのは心からほっとする。バカみたいなことして笑ってる様子見てるだけでも愛おしい。クズみたいな人間だけど、周りの人のことは好きだ。そんなのみんな当たり前か。

 

別にしんみりしたかったわけではないんだけど、今また長い時間電車に乗っている帰り道に思っていることを書き連ねているだけ。

 

変わった人だったなー。やさしい人だったなー。いつも声かけて誘ってくれたなー。話し相手になってくれたなー。バンドかっこよかったよなー。めんどくさそうなこと自分でつくってたくさんやってたなー。いろんなことのきっかけをくれました。

 

 

最後にオチをつけるわけでは全然ないんですけど、2016年の年末に僕が友達たくさんに協力してもらって公開した記事に彼からの答えにはこんなことが書いてありました。

 

Q.今年自分に響いた言葉やパンチラインは?

 

A. いつか死ぬとき手ぶらがbest (忘却 featuring KOHH/宇多田ヒカル)

 

 

なんからしいなぁ。笑

 

しょうじさん、おれとも出会ってくれてありがとうございました。安らかに。

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ノックは続く おれを叩き起こす


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サティスファクションの新譜が発売されてひと月程経ちました。みんな聴いたでしょうか。どうでしょうか。もし感想があったら彼らにささいなことでも伝えてあげてください。わかりやすくやる気出ちゃうやつらなので。あいかわらずやることがうまくいかないバンドだから、レコ発後約ひと月半もライブがない状況でしたが、今週末から東京を中心に各地方へ彼らのツアーが始まります。

 

僕は今でもなにかへこたれていたり生活に疲れていたりするとサティスファクションを聴いてますし、楽しかった夜の帰り道にもイヤホンからはサティスファクションが流れています。この1年確実にいちばん聴いていたのは僕だと思います。メンバーに言ったらイヤイヤイヤと言われたけど絶対そうだよ。そりゃ作ってる時から練習まで本人たちが聴いている機会の方が多そうだけど、レコーディング予定のデモ音源から、スタジオ音源、レコーディング音源、ミックス音源、マスタリング音源、できあがってからも本当に嘘じゃなく毎日朝も夜も休憩時間も聴仕事中も何度も聴いていたんだから。単純計算でも少なくとも何千時間もサティスファクションのことを考えていた。まいにちまいにち。ふと冷静になると大丈夫か自分となるくらいには。

 

レコーディングの打ち合わせの決起集会、レコーディング、ミックス、ボーカル録り、追加素材録り、練習、2本のMVの撮影、年越し、アー写撮影、お店回り、ライブ、全感覚祭や銀杏武道館、度重なるブックレットやデザインの打ち合わせ、多い月は28日中27日の長文でのLINEでのやりとり、ただふつーに飲んだり、遊んだりも。過ごす時間は数え切れないほど多かった。

 

ただのお節介な友達として関わり始めて、気づいたらいつのまにかマネージャーのようなプロデューサーのようなデザインする人のようなスタッフのような感じで動いてた。

 

途中の早い段階で、この1年はなによりも彼らのCDが発売するまでとことん添い遂げようと決めていた。生活のいろいろなことがおろそかにはなったし、なかなかハードで大変な時期もあったけど、まるまる全部超楽しかった。彼らが喜ぶことが自分のことのように本当に嬉しかったので。だって普段は最高のだらしなくてどこかきまじめでやさしい友達だけど、このバンドすごく良いものしか持ってないから。曲もライブも。まぁライブも出し切れなかったり出来はまちまちなんですけどね。

 

だから、少しでも納得できる良い作品が作れるなら力になりたかったし、メンバー本人たちがやらなくてもいいことはレーベルでもなくバンドでもない自分が負担できることはやろうと。まぁお節介な部分と気遣うあまり、自分の存在や意見が彼らの負担になったことも事実で実感しているんだけど、それ以上のものを返せたらと気張ってやってました。なんなら多少嫌な顔されても仕方あるまいと。

 

仕事で学んだ経験や判断も幾分かあるので、ズブの素人だけど、もっと彼らのこと知ってもらえたら。やりたいなーってこと実現できたら。そう思ってました。あと単にライブで新しい曲とバンドがどんどん良くなっていくのをそばで見たかっただけかもしれません。うん、それが素直な気持ち。

 

 

先日無事にシェルターでレコ発を終え、お店回りも謎にこじんまりと終え、いってらっしゃいP(レコーディング時に音のチェックやテイクを重ねる際にブースから「よっしゃいい感じ!ジャンジャンいこう!いってらっしゃい!!」と檄を飛ばす役目)として、そしてメンバーからクレジット表記を決める際に与えられた「スーパーモチベーター」としての役割はいったん終わりました。

 

自分的にもそう感じていてメンバーに告げたんですが、そもそも正式に頼まれたりやると言ってはじめたポジションでもないのでないがしろな役割だったんですが。

 

すべてが終わりひと段落したタイミングでまつざわくんにも「よこちんさん!いったんふつーの友達に戻りましょう。泣」とカップルが距離を置く際の決めゼリフみたいな感じで言われたので、なかなか通じ合っています。

まぁホモカップル疑惑が出るほど毎日のように一緒にいたんですが、カップルではないのでこのままうまくいかないとかでは全然なく、なんていうか、熱血スポーツ漫画でいう全国大会でまた会おう的なやつです。自分で言っておいて意味わかんないですねこれ。伝わるかなーうまく言い表せないんですが。

 

とりあえずもう気楽に楽しんでいくことばかりにしようってことですね。ファンであり良き友達でこれからもいれると僕は勝手に思ってます。バンドへのお節介はこれからもすると思うし、なにか手伝うことも全然あると思うし、力になれることは図々しくこっちからやると思います。

 

夢現小路の制作に関わるもうひとりの人というポジションは終えたってことです。ツアー楽しみだし、僕は彼らのことそばで見ていたいので。ずっと前からあるこの胸騒ぎは嘘じゃないんで。

 

それでですね、CDに関しての最期のイベントということで、あびこさんを含めて軽く打ち上げしたいねってことで、1年前と同じく集う日を企画することに。群馬ならいつでもウェルカムよ!ということでGWを利用して群馬へおじゃま。

 

どこ観光するかも、他に誰が来るかも、宿はどうするとか、移動はどうするとか、もう全然あいつらアイデアに反応はくれるけど決めてくれないのよ。まぁどうにかなるでしょ的に最低限の集合時間だけ決めて旅とも言えないプランがスタートするのです。

 

そんなこんなで電車に揺られながらあーでもないこーでもないと決めてゆるりと観光地に行くも土砂降り。なんとかあびこさんとも合流し、単純に道中も楽しく、呑んでいる席も楽しかった。こんな時じゃなきゃ話せない話もたくさんできたしね。

 

結局、ノープラン過ぎて温泉にも入れず、夜は更け、朝まで呑んで、ズタボロの体で電車に揺られ東京まで戻ってきた。

 

でもいいんです。実は彼らが僕に内緒で計画を立てて、どひきり粋なことをしてくれたから。ほんとうに知らなくてびっくりしたし、僕は笑いながらべしょべしょに涙が出た。いい大人が。それを見てみんな笑ってた。ずるいなーまったく。感情がわからなくなった僕はマッハエスカルゴのメンバー3人それぞれに深夜に電話かけちゃったくらい。しかも肝心の話はなにひとつしなかった。

 

やっている仕事が自分の好きな世界と遠からずなのに、関わる人の考え方がまったく違うことばかりで音楽やそれに関わるものに嫌気がさすことが、好きだからこそその反動でとても多くて悩んでばかりの日々なのだけれど、まだまだ音楽やバンドってものが好きでいれそうです。あんたたちのおかげだ。ありがとう。

 

この歳になって。というか人生でこんな宝物ができるとは思わなかったよ。

 

「ひとりで報われてんじゃねーぞ!笑」とあびこさんに言われたのも良い思い出。報われました、、、すんません。

 

世の中の人にはたいしたことはなくても、目の前の誰かにはきっと素敵な出会いになると思います。バンドや音楽や友達は。なんにも変えられないんだからほんとに。バカみたいだ。

 

サティスファクションのツアーもそういった夜がたくさんあるといい。最高の場面を何度でも。

 

ツアーにも行きたいし、もっと彼らと遊びたいのでしょうがないから生活がんばるかー。

 

最後に。「モチベーター」ってモチベーションあげる役割の人のことを指すのかとずっと思ってたんだけど、少し前にまつざわくんに言われたのは「motivator」って名詞なんだって。意味は「きっかけ」とか「動機、動機づけ」「誘因」「励み」。「よこちんさんの存在がおれらがこのCDをつくる動機なんですよ」って。

 

あいつカッコつけやがって。まつざわくんにとびきりのかわいい彼女ができるのを心から祈ってます。好きな子へのLINEの返し方、いつも結果を出せないアドバイスでごめんね。

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顔も心も男前なひろうちくんはいつだか僕への感謝のついでに「きっと来世は、可愛いロリに生まれ変わって全力奉仕させて頂きます!」と言ってくれたので来世でもお世話になります。

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まっつは誕生日によくわかんないけど、パンをたくさん買ってくれたので、まだお返しできてないからパンをたくさん買ってあげるね。喉乾くだろうからプロテインも買ってあげるよ。あと本当に良い顔してドラム叩くようになってよかった。

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サティスファクションへ。ツアーファイナルはでかいとこでやってください。無茶振りですけど。まぁ好き放題、らしくやってください。あと大阪へ連れてってください。連絡します。

 

 

今回お世話になったみんなと約束した大打ち上げは諸々落ち着いたら必ずやりましょうね。みんな参加で。友達の「楽しい時間」の為ならいくらでも僕がお節介しますから。

 

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足を向けては寝れないじゃんか、バカ。

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釈然たるノーマーク

サティスファクションの告知から二晩ほど経ちまして、彼らは愛されてるな〜というおじさん目線の気持ちでいっぱいです。

 

アナザーサティスファクションと題した、メンバーと近しい友人たちが見たら、いいねと言ってくれそうなホームビデオクオリティーの映像をブツ切りで繋げて卒業アルバムみたいな感じにしたら、ドラムのまっつがやけに気に入ってくれました。嬉しいね。ありがとう。あとセブアゲの写真を撮っているうえもとさんからもボロ泣きしたという謎のテンションの感想もらいました。ありがとう友達。

 

早くメンバーが筆をとらないかなと思ってるんですが。あいつらの文章は元々とても好きで愛読していた方なので。それまで時々アナザーサティスファクションのシリーズはここで続けていこうと思います。まぁリリースまでまだ時間もあるし、制作の作業は日々続いていてやることだらけだからな。時が来たら読めるでしょう。こんな他人よりも本人たち自身の言葉の方が当然グッとくるんだから。

 

アラバキに彼らが一般枠?で応募したらしいです。彼らもアラバキに遊びに行ってたことがあるのは知っていて、自分もアラバキは地元でいちばん楽しい日のひとつだった。若かりし頃。楽屋のテントを出てきた安孫子さんと握手してもらった時もあったっけなぁ。そんな昔の話はまたいつかたぶんすると思います。思い入れがあるので。話戻すと、投票レースはあんまり好きじゃないし、そういうもので自分の望むものが嬉しい結果になったこともあんまりないんだけど、もししてあげようかなーとか思ったら気にしてあげてください。なにか間違ってアラバキ出たら超おもしろいですよね。ほんとに良いライブしちゃうんじゃないかな。

 

そういえばレコーディングの合間でのレアな一コマ。当たり前だけどやっぱりベース好きなんだなぁ。

 

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サティス音源作りについて、去年の6月に本格始動してからの話もしていきたいですね。とりあえず明日のシェルターが楽しみです。仕事早く終わらせて駆けつけよっと。つまらない毎日から抜け出す。たまにおもしろいことがあるから。

 

 

 

 

 

 

あたらしいことをはじめるのさ

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先日から登場したサティスファクションのクージー。ひとつは自分が考えて、残りふたつはまつざわくんがデザインしました。お笑いのボケの解説をするくらい、デザインの解説をするのも野暮な話だとは思うんですけど、自分はそれを音楽で伝えたりはできないしやってないので、言葉で伝えます。

 


サティスファクションの新しいアルバムの中にzuguroという新曲があって(まだ公開されていないけど)

 


「慣れ親しんだこの場所も

いまになくなってしまうから

飽きても何度でも通えばいい

それすら叶わぬより」

 


という一節がある

 


変わりゆく状況についていけないことがあっても、そんな中であきらめたり悩んでなにもしないよりも、好きな店にも通い詰めたらいいし、好きなだけ会いたい人にも会えばいいし、やりたいことは少々無理をしてでもやりたいだけやって、後悔しない方がいいな。無くなったりいなくなったりさ、気がつけば唐突だななんて思うこともあるよね。

 


凧揚げのモチーフはこれを作ろうと思った時期が年末年始で、年明けの新春ライブに向けての縁起物、それと空を仰いで見上げるのってなんか気持ちいいし。凧揚げって自分が小さい頃はやったりしたし、見かけた光景けど、今じゃここが都心なこともあるだろうけどまったく見る機会はないしさ。電線が増えて凧揚げができるような環境も段々と無くなってしまったから。

 


いろいろとやりづらいことも多いけど、そんな時こそ空高く立派に自分の好きなものを掲げていたいという気持ちも。なにより凧揚げって江戸時代では「やることもないから襖に描かれた絵を凧にでもして揚げてみよっか」って流行したらしいので。そんなゆるい気持ちと退屈におびやかされてる生活の中でも、なんとか風を味方につけてピンと張った凧のようにしていたいなと思ったわけです。風情があってかっこいい。

 


そんな気持ちと発想でテーマを考え、ピタっとハマったのがtheピーズエレカシ、derangements、銀杏BOYZと言った彼らが敬愛するバンドたちのデザインからインスパアをいただき、愛と情熱を込めてデザイン加工しました。モロな影響元ですけど。興味ある人は探して見てください。調べたらわかります。

 


さすがに言われないと作った本人しかわからないかなと思ってあえてここに少しだけ書いています。ね?野暮ですよね。

 


次のライブからも在庫あるうちは販売します。なんてことないアイテムですけど、そういうひとつひとつに思いとか勝手にこめてなんでも進めていくと楽しいし、振り返った時に思い出せることもあるし。デザインは全然できないけど、発想とものづくりはいつだって楽しいですよね。

 


あ、クージーは缶ビールを持つのにも手が冷たくならないし、体温で中身があったまらず温度をキープするやつです。主にライブハウスか路上で飲む時には必須アイテムですね。Tシャツと同じで気軽に何個持っていてもいいと思います。手にとってくれると嬉しいです。何卒よろしく。2/7のSEVENTEEN AGAiNワンマンのゲスト出演時も物販に置いてあるはずです。

 

これが公開される頃にはリリースの告知が済んでるかと思います!(新作のミニアルバムが4/10発売です!)いつまでたっても当日までバタバタで、思ってた通りにいかないことも多いけど、大変なことより圧倒的に楽しいことが多いですね。ワクワクしかないです。もし好みが合う人がいれば僕の友人や知り合いの方、チェックしてみてください。

 

回り回って今回の一連と関係のない職場で音楽に関わる仕事を今しているのも半分は暮らしのため、半分はいつか自分がなにかささいなことでも好きなバンドへ恩返しできる経験ができたらなという気持ち。それ以外ないです。納得できないことと、自分の周りの人たちと比べて、業界の一部の人とかさ、音楽への考え方や接し方が全然違くて嫌気がさすことしかないけどさ。

 

 

好きなことを背伸びせずになるたけやってみようとこの年になってもまだ思えるのは彼らや大好きなバンドや友人たちのおかげだと思うんですよね。だからこそ、正式な音源をと、彼らに迷惑にもなりかねないくらいの世話焼きを去年からしていて、撮りたまってる素材などがたくさんあるので、サクッとただ繋げただけの告知トレーラー動画をサティスファクションの過去にリリースした大好きな曲「日常」をまつざわくんが弾き語りしてくれた音を使って編集しました。

 

https://youtu.be/qoLjg7OEAPg

 

※映像中の新アルバムのタイトルは正しくは「夢現小路」です!すみません!笑

 

素人感丸出しの動画よりも公開された新曲「ハイライト」のMVを何度でも大音量で再生してください。是非。

 

https://youtu.be/bRn4tzHGHLM

 

まだまだ続報はお届けできるはず。今日もそのミーティングでした。ほとんどバカな話してただけだけど。

 

お前の立ち位置はなんなんだと思われると思いますけど、メンバーとレーベルをつなぐ橋渡し的であり、背中を押す追い風になれればいいなという所存です。

 

今日は立春。突然天気もよくてあたたかいし、あたらしいことをはじめるきもち。ぴったり。

 

2019年サティスファクションの年にするはずなのでウルトラCが決まるのをお待ちください!

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だんまり決めておとなしくしてればいいんだろうけど、そういうのあんまり隠せない方なのでごめんなさい。これも昨日までにだいたい書き上げてたので内容もややずれてるところあるけども。サボりぐせがなければまだまだ書きたいことは山ほどあるので更新はつづく。

 

なによりサティスファクションの曲たちがモヤモヤとやりきれないどこかの人たちへ少しでも届けばもうそれだけでいいので。