たりない頭で考えてる
短い命を考えてる
人はみんな消えていく
跡形もなくいなくなる
答えなんてないから
悩むのやめて 今はただ笑ってたいんだ
今日と明日は珍しくけっこう早めから予定がぎっしり入っていて、1か月以上前からどうしようかと頭を悩ませていたような日だった。声をかけてもらって嬉しいことや、元々行きたい気持ちももちろんあるのに叶わないこともあった。
そんな予定もここ1か月程でコロナやらなんやらで、状況は変わり、予定も立ち消えたり、形を変えたり、急遽舞い込んだり、新しい予定が増えたりで二転三転。
そんな予定と予定の間に長い時間電車に揺られている時に、とある残念な知らせが友人から入った。少し前から状況は知らせてもらっていたけど、こんな急にその事実が目の前に襲ってくるとはやっぱり想像できていなかったなぁ。
目的地に着くまであと1時間以上ある。時間もこんな時に限ってたっぷり持て余しているし、なんだかそう言われても実感が湧かないし、一緒にあの日あの場所で横で見ながらレコーディングしていた曲を思い返して聴いたら、「Don't Stop Partyっしょ」って元気に歌ってる。今こうしてライブハウスも目の敵のようにピンチにさらされているような状況にもなんだかぴったりすぎて。まんまと感情がぐちゃぐちゃになった。
ライブハウスに着いたら、少しだけそんな話もして、それから友達のバンドのライブを観た。ほんとうにたまたまだと思うけど、たくさんやっている新曲のひとつに冒頭で書いたようなフレーズが歌詞のところどころにある。「やんぐ」という曲。曲でテーマにして歌っていること自体は別なことなはずなんだけど。
なんとなく個人的な今の感情と、1年半以上ずっと欠かさずライブを観ているそのバンドの曲の歌詞を勝手に照らし合わせてしまって、あぁなんだよもうって気持ちで自然とぐしゃぐしゃな顔で最後2曲を観てしまった。こないだも他の新曲を聴いて単純に、なんていい曲なんだろうってグッときてしまって涙でいっぱいになってしまったばかりなんだけど。やっぱりいい曲だなー。いい曲が多い。染みちゃうよ。見過ぎなのかな。ははは。
また別の機会に自分のことは誰のためでもなく自分のためだけにどこかに書いておこうと思うけど、世の中のムードも、自分の生活も、いろいろと全然上り調子ではなくて。どうしたもんかなーって心が弱っている感じ。でもそんななかで前向きに周りがそれぞれ各々の事情にめちゃめちゃ苦しい場面でがんばってる姿が目につく。なんとかするしかないんだなー。明日どうなるか、1年後どうなるかわからない世界だ。みんなが言ってることがこういう時は実感としてすごいレベルで襲ってくる。精いっぱいやんなきゃな、できること。そんな気持ち。
幸い周りの友達には相変わらず恵まれていて、刺激を受けるようなかっこいいことをしている人たちに活力をもらうことも多々あるのはほんとうにいいことだ。そのなかで自分の普段の生活をストップさせて、暮らしを守るのは自分の性格上なかなか大変かも知れないけど、まぁそんな時もあるよね、と気楽にいけたらいちばんいい。
気の知れた友人の「元気出してよ」はなによりスッと自分の中に入ってくるし、好きな人たちの顔を見れるのは心からほっとする。バカみたいなことして笑ってる様子見てるだけでも愛おしい。クズみたいな人間だけど、周りの人のことは好きだ。そんなのみんな当たり前か。
別にしんみりしたかったわけではないんだけど、今また長い時間電車に乗っている帰り道に思っていることを書き連ねているだけ。
変わった人だったなー。やさしい人だったなー。いつも声かけて誘ってくれたなー。話し相手になってくれたなー。バンドかっこよかったよなー。めんどくさそうなこと自分でつくってたくさんやってたなー。いろんなことのきっかけをくれました。
最後にオチをつけるわけでは全然ないんですけど、2016年の年末に僕が友達たくさんに協力してもらって公開した記事に彼からの答えにはこんなことが書いてありました。
Q.今年自分に響いた言葉やパンチラインは?
A. いつか死ぬとき手ぶらがbest (忘却 featuring KOHH/宇多田ヒカル)
なんからしいなぁ。笑
しょうじさん、おれとも出会ってくれてありがとうございました。安らかに。